2009年02月10日
抗ヒスタミン剤の功罪
ようやく杉花粉シーズン到来ですね。
花粉症の方にとっては最悪な2ヶ月です。
今日も花粉症でお悩みの方の相談を受けましたが、抗ヒスタミン剤は使いたくないとのこと。
理由を尋ねると、「眠くなるし、粘膜が乾いて困る」とのこと。
抗ヒスタミン薬といえば鼻炎薬の定番ですが、くしゃみや鼻水には有効だが、鼻づまりには余り効果がありません。
これは抗ヒスタミン薬が作用を及ぼせない場所で鼻づまりが起きているからです。
また眠気の副作用については脳内への抗ヒスタミン薬の作用によるものです。
都合よく鼻の中だけに効いてくれればよいのですが、内服薬は基本的には全身の血液循環に乗りますので、当然脳にも届いてしまいます。眠気だけでなく記憶力や集中力の低下を引き起こすのはこのためで、効き目がシャープな分だけ
副作用もシャープな訳です。
また粘膜が乾いてしまうのは、抗ヒスタミン薬が鼻水の蛇口を閉めてしまうからで、これも鼻だけでなく口の中の蛇口も閉めてしまいます。ドライマウスのかたにとっては辛いところです。
抗ヒスタミン薬、いい薬ですが副作用も多いため、使用は必要最低限が良いですね。
*市販の鼻炎薬一日分には一般に栄養ドリンク1~2本分のカフェインが眠気予防として入っています。
コーヒーやドリンクの愛飲者は、鼻炎薬との併用によりカフェインの過剰摂取にお気をつけ下さい。
花粉症の方にとっては最悪な2ヶ月です。
今日も花粉症でお悩みの方の相談を受けましたが、抗ヒスタミン剤は使いたくないとのこと。
理由を尋ねると、「眠くなるし、粘膜が乾いて困る」とのこと。
抗ヒスタミン薬といえば鼻炎薬の定番ですが、くしゃみや鼻水には有効だが、鼻づまりには余り効果がありません。
これは抗ヒスタミン薬が作用を及ぼせない場所で鼻づまりが起きているからです。
また眠気の副作用については脳内への抗ヒスタミン薬の作用によるものです。
都合よく鼻の中だけに効いてくれればよいのですが、内服薬は基本的には全身の血液循環に乗りますので、当然脳にも届いてしまいます。眠気だけでなく記憶力や集中力の低下を引き起こすのはこのためで、効き目がシャープな分だけ
副作用もシャープな訳です。
また粘膜が乾いてしまうのは、抗ヒスタミン薬が鼻水の蛇口を閉めてしまうからで、これも鼻だけでなく口の中の蛇口も閉めてしまいます。ドライマウスのかたにとっては辛いところです。
抗ヒスタミン薬、いい薬ですが副作用も多いため、使用は必要最低限が良いですね。
*市販の鼻炎薬一日分には一般に栄養ドリンク1~2本分のカフェインが眠気予防として入っています。
コーヒーやドリンクの愛飲者は、鼻炎薬との併用によりカフェインの過剰摂取にお気をつけ下さい。
Posted by カンポウライフ at 19:53│Comments(0)
│こらむ